砂浴、砂風呂とはあまり聞きなれない言葉で、温泉地の方など以外はあまり知られてていないと思う。小生もあまり経験はないが、以前指宿に行ったときに1度入ったのと近くに砂風呂温泉ができたので、これも一度行ったが当時は特に体に悪いところもなく、なにも感じなく料金が高いと思ったくらいだ。
しかし、東城百合子さんの「薬草の自然療法」によると、この砂浴、砂風呂はガンなどの疾患に著効があるらしい。そのせいかどうか、全国に砂湯場がある。
ただ、こういったところは日常的に行けない人も多かろうと思う。
そこで、東城さんが考えたのが、砂袋を作りこれを体にあてるというものだ。これなら毎日でも手軽に家庭で簡易砂浴ができる。
以下は東城百合子さんの「薬草の自然療法」からの引用だ。
*砂袋の作り方、使い方
●砂は、細かいほど使いやすく、効果も大きくなります。布は、綿100%の、目の細かくて砂の出てこないブロードがよいのです。
●砂の厚さは2~3センチ。砂袋は直接肌にあたるようにして休みます。寒いときはコタツやストーブで温めると、ホカホカと気持ちよくなります。

● 胃腸・肝臓・腎臓・脾臓の手当ての場合の砂袋 のあて方は、上図を参照してください。脾臓以外は温めたものを使います。
枕として使う場合は、温めず、首と枕のあいだに空間をつくらないようにします(上図を参照)。
● 大きな砂袋は重すぎて、老人や病人には動かしにくいので、小さいものをいくつも作ったほう
がいいようです。また、あまり砂をたくさん入れる必要はなく、半分位ゆるみをつくり、砂を
少なくしたほうがいいのです。
● 敷いて寝るための砂マットは、横三十七センチ、縦二十八センチ位のブロードで袋をつくります。
二重縫いしないと砂が出てきますから、注意してください。 二~三センチの厚さで、ブカブカ
に砂を入れてキルティングします。これを三つ四つ作って並べて平らに敷くと、ちょうど背、ちょうど背中から足のほうがのり、薄くてゴロゴロせず、具合がいいようです。
枕も、病人や熱のあるときは大きいほうがいいのですが、なんでもないときにはかえって頭が
しびれたような、こったような感じがしますから、後ろの首の部分をのせるように、細長く縦
十センチ、横二十五センチの薄いものを作り、枕の上にのせるようにします。 これで安眠でき、
神経の疲れもとれます。年中でなく、疲れたとき、具合の悪いときにしてください。
目やお腹、肝臓などにする場合は、動くので、砂が片方に寄ってしまいます。 それで、中に三
本か四本、縫い目を入れてから砂を入れると、寄らないで具合がよくなります。

目の上にのせる袋は小さく、薄くします。 お腹には枕位のものを縫い目を入れて作ると便利です。
汚れるので、和服の帯あげのように、上からガーゼで包み、縛って寝ると動かず安定し、ガーゼだけとって洗うことができます。(砂袋の作り方は,上図参照)
● 裸で入る砂療法並みに、大きな砂袋を作っておられる方もありますが、ガンの場合も、体力があれば、できるだけ全身を二~三日砂袋で包むようにすると、毒素が早く出て特効があります。しかし、体力が弱っている場合は無理せずに、部分的に肝臓や腎臓からはじめて徐々に慣らし
ていくのが、看護する人の大切なコツです。
● 砂袋の砂は、一年位は変えなくても効果は変わりません。
「砂療法のときは、一度入った穴には再び入らず、新しいところに入ると教わったが、砂袋の砂は変えなくても毒素はたまらないのか。」という問い合わせが多いのですが、 砂袋の場合はガス体がすぐに外に出されるので、内にこもらないのです。 そして、砂そのもののエネルギーは変わることがありません。しかし、ときどき太陽にあてて干して使います。
● 自然の力の偉大さを体で学ぼう
便秘・肩こり・疲れ目・冷え症・咳やのどの痛み・風邪・胃弱・神経痛・関節炎・高血圧・肝臓
病・腎臓病・糖尿病・捻挫・打撲・不眠・二日酔い・疲労回復・子宮筋腫・貧血・低血圧・腰痛・
リウマチ・ガンなど….
砂療法の効能の多さはびっくりするほどです。しかもお金がかからず、温泉にいくよりもずっと
効果のある何よりの健康法です。いろいろ慢性化した治りにくい病気を持っておられる方も多いと
思いますが、食事療法と共に、砂や土に親しんでみてください。
ただし、病気治しばかりにとらわれて、自分の頑張り根性だけで力んでいては、かえって自然の
力を閉めだすことになり、結果はよくありません。
ガンコな気持ちをやわらげて、力を抜いて、ゆったりと砂や土に体をまかせてみてください。 そう
すれば、土や砂を通して働く自然の力の偉大さを、体で学ぶことができるでしょう。

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